格安の永代供養先10選|永代供養を分かりやすく解説・探し方もご紹介

「お墓を継いでくれる人がいない」、「子どもたちに負担をかけたくない」などの理由で、個別のお墓から永代供養墓に移行する人が増えています。

今回は永代供養の概要から、そのメリット・デメリット、永代供養墓のタイプまで解説します。

また格安の永代供養先を紹介してくれる会社を10社紹介しますので、低価格の永代供養先をお探しの方はぜひ参考にしてください。

永代供養とは

永代供養とは、寺院や霊園にご遺骨を預け、供養してもらう埋葬方法です。

 

「永代」供養という名称ですが、未来永劫供養してくれるわけではなく、ご遺骨の個別安置期間には期限が設けられていることが多いです。

安置期間が終了した後は、ひとつの永代供養墓で他のご遺骨と合祀(合葬)されます。

 

永代供養墓のタイプ

永代供養墓のタイプは、ご遺骨の安置方法で種類が分かれます。

主に以下の4種類です。

 

合祀型

合祀(合葬)型は、ご遺骨を他の人と同じ空間で埋葬する供養方法です。

骨壺からお骨を出して埋葬するため、一度合祀するとお骨を取り出すことは不可能になります。

 

合祀タイプの永代供養墓を考えている方は、家族や親戚とよく話し合い、みんなが納得してから決断するのが良いでしょう。

価格が安いのがメリットで、1人あたりおよそ5万円~30万円で納骨できます。

 

集合安置型

集合安置型は骨壺を他の骨壺と同じ空間に安置する埋葬方法です。

骨壺のまま収めるため、ご遺骨が混ざり合うことはありません。

 

いつまでも骨壺で安置されるわけではなく、一定期間を過ぎると合祀されるのが一般的です。

墓石や石塔がひとつなので、自分の家のお墓にお参りをしている感覚を持ちにくい人もいます。

 

費用は合祀型より高額で、個別安置型よりは安価です。

個別安置型

個別安置型は個別に墓石を建て、その下に専用の骨壺スペースがある埋葬方法です。

集合安置型と同じく、決められた一定期間を過ぎると合祀墓に移されます。

 

「〇〇家」と書かれた墓石があるので、従来通り自分の家のお墓という意識を持ちやすいでしょう。

 

費用は1人あたり20万円~70万円ほどです。

 

墓石安置型

墓石安置型は、一般的なお墓を建てて、お寺に管理してもらうタイプの埋葬方法です。

 

従来のお墓のかたちのまま、維持管理をお寺に任せられるため、お墓の管理の負担を減らしつつ自分たちのお墓を持てます。

 

その代わり費用は高めで、40万円前後+墓石代がかかります。

墓石代の平均相場は130万円ほどです。

 

その他の永代供養墓

これまで紹介した永代供養墓は屋外にあるものが多いですが、屋内型の納骨堂というものもあります。

 

納骨堂はアクセスが良いところが多く、お墓参りがしやすいのが特徴です。

納骨堂の費用の相場は20万円~150万円です。

 

また、屋外で墓石の代わりに樹木を植え、その下にお骨を埋葬する樹木葬も、緑に囲まれて眠ることができると人気です。

樹木葬の費用の相場は40万円~100万円です。

 

 

永代供養のメリット

永代供養には以下のようなメリットがあります。

 

・お墓の管理の金銭的・肉体的負担を軽減できる
・一般的なお墓より低価格
・宗派や宗旨を問わずに入れる

 

永代供養は寺院がお墓を管理してくれるので、一般的なお墓のように掃除したり、草をむしったりなど自分たちで管理しなくても良い点が最大の特徴です。

お墓を継いでくれる人がいなくても、寺院が供養してくれるため後々のことを心配しなくて済みますね。

 

また個人でお墓を建てるより安価になる場合がほとんどです。

 

永代供養墓に入る際は今までの宗旨や宗派は問われないことが多いので、どのような方でも入りやすいお墓と言えます。

 

永代供養のデメリット

永代供養のデメリットも把握しておきましょう。

 

・タイプによってはご遺骨を取り出せなくなる
・集合・個別安置型を選んでも期限を過ぎれば合祀される

 

合祀型と呼ばれる永代供養墓は、お骨を安置する場所が他の人と同じ空間なので、お骨が混ざり合ってしまいます。

 

そのため、後から取り出そうと思っても不可能になってしまう点に注意が必要です。

 

また最初は集合安置型や個別安置型を選んでも、〇回忌などで個別安置は終わり合祀されるケースが多いです。

 

事前にいつまで個別に安置してもらえるのかを確認しましょう。

格安の永代供養先の探し方:永代供養先紹介サービス10社

価格が安い永代供養墓のタイプは、他の人と一緒に埋葬される「合祀型」です。

 

また、年会費や管理費などの諸経費の有無や、永代供養先の寺院の檀家になる必要があるかどうかはそれぞれの寺院で異なりますので、ご確認ください。

 

ここでは、格安の永代供養先を紹介してくれるサービスを10社ご紹介します。

 

わたしたちの墓じまい

わたしたちの墓じまい創業18年の墓じまい業者です。

墓じまいの一環で永代供養先を紹介しています。

 

寺院や霊園の他にも、樹木葬や散骨、納骨堂、公共墓地も選択できますよ。

家のお墓を墓じまいして永代供養に変えたい時、総合的にサポートしてくれます。

 

エリア:全国
料金:3万円~8万円

 

涙そうそう

涙そうそう提携納骨先寺院が全国150か寺以上にのぼる、多くの実績がある終活支援サービス提供会社です。

 

永代供養墓は合祀墓・合同墓、樹木葬、納骨堂合祀タイプ、個人永代供養墓から選べます。

ゆうパックでご遺骨を送り、納骨を依頼できる「送骨(委託)納骨」サービスもありますよ。

 

エリア:全国
料金:2.3万円~(合祀墓・合同墓)

 

イオンライフ

イオンライフイオングループの永代供養・納骨部門のサービスです。

 

永代供養墓の他、納骨堂や樹木葬も手がけています。

 

イオンライフの永代供養墓には、以下の料金が含まれています。

・埋葬料
・永代使用料
・永代供養料
・永代管理料

生前予約のサービスもありますよ。

エリア:全国
料金:3万円~

ふるさと納骨

ふるさと納骨耐久性の高いお墓づくりを手がける石材会社、越前株式会社の永代供養墓紹介サービスです。

家族単位で入れる小さな永代供養墓を選べる墓地も紹介していますので、ぜひご相談ください。

個別納骨の期間は1年、3年、7年、13年から選べます。

エリア:関東から九州まで(20か所)
料金:3万円~

選ばれる永代供養墓

選ばれる永代供養墓寺院直営の永代供養専門サイトです。

 

選ばれる永代供養墓が紹介するのは、お寺の敷地内やお寺が管理している霊園だけなので、安心して供養を任せられますね。

管理費や寄付金は一切不要で、生前申し込みも可能です。

エリア:兵庫・大阪
料金:3万円~

浜屋

浜屋関西を中心に展開する仏壇店で、永代供養施設のある寺院も紹介しています。

 

永代供養墓の他に納骨堂や樹木葬、ペット供養先もあります。

 

永代供養墓は関西で97か所から条件に合うものを探すことができますよ。

エリア:関西
料金:5万円~(合祀)

よりそう永代供養墓

よりそう永代供養墓「よりそうお葬式」を運営している株式会社よりそうの永代供養墓紹介サービスです。

料金には以下のものが含まれます。

・お墓の管理費
・合同供養
・永代供養墓の維持管理費
・郵送での納骨対応

 

支払いは最初の1回のみ追加料金はかかりません。

毎年4回の読経でしっかり供養してくれます。

エリア:全国
料金:5.3万円~、会員価格5万円~

OHAKO

OHAKOは、「小さなお葬式」の運営会社である株式会社ユニクエストが運営するお墓の総合サイトです。

永代供養の料金には以下のものが含まれます。

・お預かり時の納骨読経
・合葬
・合同供養
・遺骨の郵送可能

永代供養墓の他に納骨堂、樹木葬、海洋散骨も探せます。

エリア:全国
料金:5.5万円~

モアライフ

モアライフ東京の葬祭業者です。

東京・千葉・埼玉で永代供養先を紹介しており、納骨堂も選べます。

 

費用やご遺骨の安置期間、年会費の有無はそれぞれの寺院で異なります。

エリア:関東
料金:7万円~(合同墓)

NPO納骨支援の会

NPO納骨支援の会は、お墓で困っている方と寺院の橋渡しを行う特定非営利活動法人です。

 

全国一律2万円の納骨料で合祀墓に納骨してくれます。

お寺の所在地は東京・埼玉・静岡ですが、全国からのゆうパックで送骨したり、持ち込み納骨したりすることができます。

エリア:東京・埼玉・静岡
料金:合祀プラン5万円~(税込)、個別合祀プラン5.5万円~(税込)

まとめ:格安の永代供養先10選|永代供養を分かりやすく解説・探し方もご紹介

永代供養は、お墓の管理をお寺に任せる新しい供養のかたちです。

まずはご遺骨を他の人と一緒のスペースに埋葬するか、個別で安置するかを選びましょう。

永代供養墓は選択肢がたくさんあるので、家族で相談し、よく考えて故人をどのように供養していくのか選びましょう!

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