ピアノを習い始めたのはいいけれど、上達するまで根気強く練習するのはとても大変なことです。
そこで、ピアノ初心者の方は、まずドレミふりがな付きの楽譜を使ってみるのがオススメです。
ここでは、ふりがな付きの楽譜で練習するメリットと、ふりがな付きの楽譜を無料で入手できるオススメのサイトをご紹介します。
初心者がドレミふりがな付きの楽譜を使うメリット
楽譜を見ずにピアノを弾いたり、楽譜をスラスラ読みながら演奏したりしている人を見ると、かっこいいな、と憧れを抱きますよね。
しかし、楽譜をスラスラ読むのはピアノ初心者には大変難しいことです。
ここでは、ピアノ初心者の方がドレミふりがな付きの楽譜を使うメリットを3つご紹介します。
練習が楽しくなる
ピアノを習い始めたばかりのころは、演奏がとても難しく、練習が苦痛になってしまうことがあります。
ピアノは、少し慣れると楽しくなってくる楽器ですが、反対に言えば慣れるまでは少しハードルの高い楽器だからです。
そのため、ピアノを弾けるようになるためには、慣れ始めるまで辛抱強く練習を継続することが非常に大切です。
練習を継続するためには、楽しむことがなにより重要です。ふりがな付きの楽譜をいつまでも使用しているとなかなか楽譜を読めるようにはなりませんが、初めのうちはふりがな付きの楽譜を使って、とにかく演奏を楽しむのがオススメです。
演奏へのハードルが下がる
ピアノ初心者の方は、どれほど難易度の低い楽曲だったとしても、演奏自体を難しく感じてしまいやすいです。
また、あまりにも難易度の低い楽曲だと、「もっとかっこいい曲を練習したい!」とモチベーションが下がってしまうこともあります。
そういうときには、ドレミふりがな付きの楽譜を活用するといいでしょう。
ドレミふりがな付きの楽譜だと、演奏へのハードルが圧倒的に下がります。
また、少し難易度の高い楽曲でも、比較的容易に弾けるようになります。
初めのうちは、演奏へのハードルを下げ、とにかく楽しんでピアノに触れることが重要です。
楽曲を習得できる
「ピアノを演奏できるようになりたい!」と思ってピアノを始めたからには、なにか1つ楽曲を習得したいですよね。始めの1曲の習得まで時間がかかりすぎると、モチベーションの低下につながってしまいます。
そのため、初心者の方はふりがな付きの楽譜を使用して、始めの1~2曲を習得するといいでしょう。
「1曲弾けるようになった!」という自信は、その後の練習へのモチベーションになっていきます。
【子ども向け】ピアノ初心者にオススメの楽曲
お子様がピアノを習い始めたら、どのような楽曲で練習させてあげたらいいのか迷ってしまいますよね。
お子様にオススメなのは、童謡や遊び歌など身近な楽曲の楽譜です。たとえば次のような童謡・遊び歌がオススメです。
- いとまき
- うさぎとかめ
- 大きな古時計
- 森のくまさん
- アルプス一万尺
- あんたがたどこさ
- 犬のおまわりさん
- ロンドン橋落ちた
- おもちゃのチャチャチャ
- グーチョキパーでなにつくろう
この中で、お子様が知っている童謡やいつも遊んでいる遊び歌があれば、ぜひ楽譜を用意してあげてはいかがでしょうか。
【大人向け】ピアノ初心者にオススメの楽曲
大人になってからピアノを始めると、「難易度は低いけどかっこいい曲はないのかな?」と悩んでしまいますよね。
童謡や遊び歌も素敵ですが、できれば定番のヒットソングや流行りの楽曲など少しかっこいい曲を弾けるようになりたいもの。
そこで、大人のピアノ初心者の方には、意外と演奏難易度の低い有名楽曲や、流行楽曲を簡単にアレンジした楽譜を使って練習することをオススメします。
たとえば、次のような楽曲がオススメです。
- Lisa『炎』
- 嵐『Hapiness』
- 『旅立ちの日に』
- 米津玄師『Lemon』
- 『つばさをください』
- YOASOBI『夜に駆ける』
- あいみょん『マリーゴールド』
ヒットソングや流行歌は、簡単にアレンジした楽譜が数多くリリースされているため、意外とオススメだといえます。
また、ジブリやディズニーの楽曲も簡単にアレンジした楽譜を入手しやすいです。たとえば、次のような楽曲はいかがでしょうか。
- となりのトトロ
- いつも何度でも
- カントリーロード
- ミッキーマウスマーチ
- ア・ホール・ニューワールド
耳なじみのある曲や好きな曲だと、練習へのモチベーションも上がります。また、すでに何度も聴いたことのある曲だと、演奏イメージがわきやすいため、上達も速い傾向がありますよ。
「この曲を弾けたらかっこいい!」と思える曲を選んで、ぜひ楽しく練習してみてください。
無料でふりがな付き楽譜をゲットできるサイト
無料でふりがな付きの楽譜をゲットするためには、インターネット上のサイトからダウンロードする方法がオススメです。
ダウンロードしたデータを自宅やコンビニエンスストアなどで印刷すれば、すぐに練習に取りかかることができます。
また、印刷せずにスマートフォンやタブレット、パソコンなどで楽譜を読みながら練習することもじゅうぶんに可能です。
ここでは、無料のふりがな付き楽譜が掲載されているオススメサイトを2つご紹介します。
楽譜のベイビートーン
楽譜のベイビートーンでは、YOASOBIの『夜に駆ける』やadoの『うっせえわ』など、流行りのJ-POPのふりがな付き楽譜を無料で入手することができます。
有名なサビの部分だけを練習することができるため、弾けるようになるまでの時間が非常に短く、短時間で達成感を味わえます。
楽譜のベイビートーンは、ピアノを始めたばかりでとにかくなにか弾けるようになりたいという方へオススメのサイトです。
ピアノ塾
ピアノ塾は、500曲以上の楽譜を無料で閲覧することができるサイトです。また、500曲のうちほとんどの楽譜に、ドレミふりがな付きのアレンジが掲載されています。
さらに、このうち著作権が切れている楽曲の楽譜については、ダウンロードも無料です。
ピアノ塾では、『犬のおまわりさん』や『森のくまさん』といった童謡、『カノン』や『トルコ行進曲』といったクラシック、『ミッキーマウスマーチ』などのディズニーの音楽、そして『となりのトトロ』などのジブリの音楽をすべて無料で閲覧できます。
ピアノ塾は、初心者から中級者まで、たっぷり練習できるオススメのサイトです。
有料でふりがな付き楽譜をゲットできるサイト
無料でふりがな付き楽譜を閲覧したりダウンロードしたりできるサイトもたくさんありますが、有料のサイトだとより幅広い楽曲を練習することができます。
無料のサイトでは物足りなくなってきた方や、練習したい楽曲が無料サイトにはなかったという方は、有料の楽譜サイトをチェックしてみるといいでしょう。
また、書籍を探してみるのもオススメですよ。
ここでは、有料で楽譜がゲットできるオススメサイトを1つご紹介します。
ぷりんと楽譜
ぷりんと楽譜では、YOASOBIの『夜に駆ける』や中島みゆきの『糸』など、数多くのヒットソングが掲載されています。また、『エリーゼのために』や『戦場のメリークリスマス』などクラシックの名曲も幅広く取り揃えられています。
そして、ぷりんと楽譜ではドレミふりがな&指番号つきの楽譜も多数用意されているため、初心者にやさしいサイトだといえます。
楽譜の価格は300~800円(税込)と安価なため、さまざまな楽曲へ手軽に挑戦することができます。
ぷりんと楽譜は、練習したい特定の楽曲がある方や、幅広い選択肢の中から楽譜を選びたい方にオススメのサイトです。
まとめ
ピアノは、始めのうちは難しく感じるかもしれませんが、少し弾けるようになってくるととたんに楽しくなってくる楽器です。
始めのうちは「この曲が弾けたらかっこいい!」と思える曲を見つけて、楽しく練習してみてくださいね。
いつまでもふりがな付き楽譜を使用していると楽譜を読む能力が身についていきませんが、始めたころはとにかく練習へのハードルを下げて楽しむことが大切です。
ぜひ、この記事を参考にして素晴らしいピアノライフを始めてみてください。