こども向けピアノコンクールの選び方!おすすめのコンクールもご紹介

こども向けピアノコンクールを探していると、数が多くてどれを選べばいいのかわからなくなりますよね。この記事では、子ども向けピアノコンクールの選び方を解説します。また、おすすめのピアノコンクールもご紹介。ピアノコンクール選びに迷っている方は、ぜひ最後までお読みください!

 

お子様がピアノを習っていると、「ピアノコンクールに参加させてあげたいな」という気持ちになってきますよね。

しかし、教室から案内をもらえない場合、自分でこども向けピアノコンクールを探すのはなかなか骨の折れる作業です。

ネットで検索しても情報が多く、「結局うちの子にはどのコンクールが向いているの!?」と困ってしまうこともしばしば……。

  • 「こども向けピアノコンクールって、どう選べばいいの?」
  • 「ネットで調べても、情報が多くて調べ方がわからない……」

今回は、このような方へ向けて、子ども向けピアノコンクールの選び方を解説します! また、お子様の性格や状況に合わせた、おすすめのピアノコンクールもあわせてご紹介します。

こども向けピアノコンクールを選ぶ際のコツやポイント、注意点を知りたい方や、おすすめピアノコンクールをサクッと知りたい方は、ぜひご一読くださいね♪

子ども向けピアノコンクールの詳細&網羅的な情報が欲しい方は、コチラの記事がおすすめです!

 

  1. まずは、コンクールに参加するメリット&デメリットを知ろう
    1. メリット
    2. デメリット
  2. こども向けピアノコンクールの選び方6つ!
    1. ①コンクールに出るべきか否か
      1. こんな場合は、コンクールに出るのがおすすめ!
      2. こんな場合は、参加は慎重になったほうがいいかも
    2. ②コンクールの対象者
      1. 小学生の部が3区分で分けられている主なコンクール
      2. 小学生未満のお子様が参加できるコンクール
    3. ③コンクールの会場
      1. 全国各地で開催/動画審査のコンクール
    4. ④コンクールの難易度/規模
      1. 難易度が高めのやりがいあふれるコンクール
      2. 初心者でも参加しやすいコンクール
    5. ⑤コンクールの方針/世界観
      1. 特色あるピアノコンクール
    6. ⑥アフターフォロー
  3. ズバリ!あなたのお子様におすすめのコンクール!
    1. 初めてコンクールに参加するお子様なら♪全国こどもピアノコンクール
    2. 好きな曲で参加したいお子様なら♪日本クラシック音楽コンクール
    3. 本格的なコンクールに挑戦したいなら!全日本学生音楽コンクール
    4. 全国規模に挑みたいときは!全日本ピアノコンクール
    5. 恥ずかしがり屋さんには♪グレンツェンピアノコンクール
    6. 地方にお住まいなら!ブルグミュラーコンクール
    7. もっとピアノを好きになってもらうなら!バスティンピアノコンクール
  4. お子様に合ったコンクールを選んで、もっと楽しいピアノライフを♪

まずは、コンクールに参加するメリット&デメリットを知ろう

子ども向けピアノコンクールの選び方を知る前に、まず、コンクールに参加するメリットとデメリットを把握することが大切です。

メリットとデメリットをしっかり把握することで、お子様がコンクールに参加したほうがいいのか、しないほうがいいのかを判断できるからです!

 

メリット

子ども向けピアノコンクールに参加するメリットは次のとおりです!

  • 目標をもって生き生きと練習できる
  • 人前で演奏する度胸が身につく
  • 賞をもらえるとモチベーションがアップする
  • きれいな衣装が練習の意欲向上に!
  • 家族の絆が深まり、いい思い出になる

 

デメリット

子ども向けピアノコンクールに参加するデメリットは次のとおりです!

  • 参加費や衣装代など出費がかさむ
  • 受賞できないと意欲低下につながることも
  • 本番で失敗してトラウマになるおそれもある
  • 課題曲ばかりを練習させられて飽きてしまうことも
  • 人前に出るのが苦手すぎる子だと、ピアノ自体を嫌いになるリスクもある

 

いかがでしょうか?

ピアノコンクールは、一概に「出たほうがいい/出ないほうがいい」とは言えません。お子様それぞれの性格や、練習環境、時期などによって変わるからです。

大切なのは、お子様の個性をしっかりと見極めることです。さらに、子ども本人の意思・希望もしっかりと聞きましょう!

 

こども向けピアノコンクールの選び方6つ!

子ども向けピアノコンクールを選ぶ際には、以下の6つの観点から吟味するのが大切です♪

  1. コンクールに出るべきか否か
  2. コンクールの対象者
  3. コンクールの会場
  4. コンクールの難易度/規模
  5. コンクールの方針/世界観
  6. アフターフォロー

1つ1つ解説していきます!

 

①コンクールに出るべきか否か

まず、そもそもお子様が「コンクールに出たほうがいいのか/出ないほうがいいのか」をしっかり見極めましょう! コンクールに参加することには、メリットとデメリットの両方が存在するからです。

お子様の個性や練習環境、本人の気持ちなどによって変わってくるため、一概に「こうしたほうがいい」とは言えませんが、一般的な判断基準、向き・不向きは次のとおりです。ぜひ参考にしてみてください♪

 

こんな場合は、コンクールに出るのがおすすめ!

「コンクールに参加すると、多くのメリットが得られやすいだろう」という場合は、一般的に次のような場合です!

  • 注目されるのが好き!
  • 人前に出るのが苦痛ではない
  • 本人が「参加したい」と希望している
  • 練習がマンネリしてきている
  • 練習に目的や目標が欲しい

 

こんな場合は、参加は慎重になったほうがいいかも

「コンクールに参加するにあたって、注意が必要かもしれない」という場合は、一般的に次のような場合です!

  • 人前に出ることがあまりにも苦手で、号泣してしまうほどだ
  • 非常にプレッシャーに弱く、繊細な性格
  • ピアノを習い始めたばかり
  • 本人が「出たくない」と言っている
  • 会場まで遠い/金銭的な余裕がないなど、本人・家族への負担が大きすぎる

 

もちろん、「慎重になったほうがいい場合」でも、出てはいけないということはありません。プレッシャーに弱かったお子さんが、コンクール出場をきっかけに、本番に強くなったという例もたくさんあります!

また、今は慎重になったほうがよくても、時間が経てば状況が変わることもあります。

1人1人の個性や状況に合わせて、考えてみてくださいね♪

 

②コンクールの対象者

「コンクールに参加する!」と決めたら、次はコンクールの参加対象者に注目しましょう。

お子様が参加対象に含まれていなければ当然参加できませんが、参加対象年齢の中で最年少だった場合、お子様が受賞するのが難しくなると予想できます。

たとえば、対象年齢が「小学4~6年生」だった場合、小学生4年生の子は、5年生や6年生のお姉さん・お兄さんと競わなければならなくなりますよね。そうすると、受賞難易度は非常に上がります。

「そのコンクールの中で、お子様がどのような立ち位置になるのか」という観点からも、参加対象者の条件をチェックするとよいでしょう♪

対象年齢が比較的細かく分けられている場合は、「低学年(1~2年生)」「中学生(3~4年生)」「高学年(5~6年生)」で分かれていることが多いです。

 

小学生の部が3区分で分けられている主なコンクール

小学生の部が比較的細かく分けられている主なコンクールは、次のとおりです!

  • 全日本ピアノコンクール
  • ピティナ・ピアノコンペティション
  • ショパン国際コンクール in ASIA
  • ブルグミュラーコンクール
  • グレンツェンピアノコンクール
  • ヤマハジュニアピアノコンクール
  • 日本クラシック音楽コンクール
  • 日本バッハコンクール
  • 東京国際ピアノコンクール
  • 全国こどもピアノコンクール

 

小学生未満のお子様が参加できるコンクール

小学生未満のお子様が参加できるコンクールには、次のようなものがあります♪

        

  • 全国こどもピアノコンクール
  • 全日本ピアノコンクール 未就学部門
  • ピアノ・ミュージックフェスティバル 小学生A部門(未就学児~小学2年生)
  • バスティンピアノコンクール 未就学児部門(年中児まで/年長児からの2区分あり)
  • 日本演奏家コンクール 未就学児部門
  • JPTAピアノオーディション 幼児部門

 

③コンクールの会場

次に、コンクールの実施会場もチェックしましょう! 地方にお住まいの方は、全国各地で開催されているコンクールや、動画で応募できるコンクールを選ぶと、体力面・金銭面の負担が軽減されます。

 

全国各地で開催/動画審査のコンクール

全国各地で開催されているコンクールや、動画のコンクールには、次のようなものがあります♪

  • ブルグミュラーコンクール(各地でファイナルが開催される)
  • グレンツェンピアノコンクール(すべて動画審査)
  • 全国こどもピアノコンクール(全国各地で開催)

 

④コンクールの難易度/規模

コンクールの難易度や規模も、子ども向けのコンクールを選ぶうえで非常に重要です。

たとえば、ピアノレッスン歴が長く、大きなコンクールへ挑戦したい場合、規模が大きく難易度も高いコンクールへ参加するとよいでしょう。

反対に、レッスン歴がまだ短い子やコンクールへ初めて参加する子、参加することへの不安・緊張が強い子には、参加しやすさを重視してコンクールを選んであげるとよいかもしれません♪

 

難易度が高めのやりがいあふれるコンクール

難易度が高めのコンクールには、次のようなものがあります!

  • 全日本学生音楽コンクール(伝統あるコンクール)

 

初心者でも参加しやすいコンクール

初めてでも参加しやすいコンクールには、次のようなものがありますよ♪

  • 全国こどもピアノコンクール(こども対象のコンクール)
  • グレンツェンピアノコンクール(すべて動画審査なのでリラックスしやすい)
  • 日本クラシック音楽コンクール(予選は暗譜ができていれば全員通過できるレベル。また、自由曲で参加できる)
  • 日本バッハコンクール(課題曲の難易度ごとに部門が分かれている)

 

⑤コンクールの方針/世界観

コンクールの対象年齢や会場、難易度などから、参加したいコンクールにおおよそ検討がついたら、最後に、コンクールの方針や世界観についてもチェックしてみましょう♪

ピアノコンクールは、それぞれに歴史や特色があります。コンクールの特徴がお子様の個性や参加目的に合致していなければ、せっかく参加してもよい結果が得られないかもしれません。

そのため、ピアノコンクールの方針や世界観を知っておくことは非常に大切です♪

 

特色あるピアノコンクール

特徴的な方針/世界観のあるピアノコンクールには、たとえば次のようなものがあります♪

  • 全日本ピアノコンクール(公平性を高めるためにさまざまな工夫が凝らされている)
  • ショパン国際コンクール in ASIA(ショパンの曲が課題曲になることが多い)
  • ブルグミュラーコンクール(ブルグミュラーの曲が課題曲になる)
  • バスティンピアノコンクール(審査員から直筆の採点用紙をもらえる)
  • 日本演奏家コンクール(一次審査から審査員の講評を受けられる)

 

⑥アフターフォロー

参加するコンクールが決まったら、参加後のアフターフォローについても、参加前から考えておくのがおすすめです!

お子様が賞をもらえなかったら、自信を喪失してモチベーションが下がってしまうかもしれません。反対に、賞をもらえた場合にも、慢心が生まれて練習をサボるようになってしまうおそれもあります。

そのため、お子様がどのような結果になったとしても、今後も楽しくピアノを続けられるような声かけをしてあげるとよいでしょう。

コンクール参加前にも、参加する目的を意識できるような声かけをしてあげられるとよいですね♪

 

ズバリ!あなたのお子様におすすめのコンクール!

お子様それぞれの個性や状況に合わせて、もっともおすすめのコンクールをお伝えします! ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

初めてコンクールに参加するお子様なら♪全国こどもピアノコンクール

全国こどもピアノコンクールは、未就学児~中学生を対象としたコンクール。課題曲の指定がありますが課題曲の曲数が多いので得意な曲が見つかるはず!

全国こどもピアノコンクールは誰かと競う事よりも期日まで精いっぱい曲を仕上げるという事に向き合う姿勢や経験を大切にしています。なので、予選は通過可能なことが多いようです。初めて参加するのにおすすめのコンクールです!

全国こどもピアノコンクールの詳細はコチラ

 

好きな曲で参加したいお子様なら♪日本クラシック音楽コンクール

日本クラシック音楽コンクールは、課題曲の指定がなく、自由曲で参加できるコンクールです。そのため、お子様の好きな曲や得意な曲、いま練習中の曲で気軽に参加できます♪

また、全国大会のレベルこそ高いですが、予選は、暗譜できていれば通過可能なことが多いです。「予選を通過できた!」というだけでも、きっと大きな自信になるでしょう。

日本クラシック音楽コンクールは、好きな曲で参加したいお子様におすすめのコンクールです!

日本クラシック音楽コンクールの詳細はコチラ

 

本格的なコンクールに挑戦したいなら!全日本学生音楽コンクール

全日本学生音楽コンクールは、歴史と伝統があり、認知度も非常に高いコンクールです。難易度は高いですが、それだけにやりがいのあるコンクールだといえるでしょう♪

小学生の部は小学4年生以上しかないため、注意が必要です。

レッスン歴の長いお子様や、レベルの高いコンクールで戦ってみたいお子様、向上心あふれるお子様には、全日本学生音楽コンクールへ参加させてあげるとよいかもしれません!

全日本学生音楽コンクールの詳細はコチラ

 

全国規模に挑みたいときは!全日本ピアノコンクール

全日本ピアノコンクールは、日本全国で予選が開催されるコンクールです。予選から本戦までの参加者はなんと3000組にも及ぶのだとか! そのため、全国のライバルたちと競い合うことができますよ。

全国へ挑みたいお子様や、大きな大会に挑戦してみたいお子様には、全日本ピアノコンクールが向いているでしょう♪

全日本ピアノコンクールの詳細はコチラ

 

恥ずかしがり屋さんには♪グレンツェンピアノコンクール

人前に出るのが苦手なお子様も、グレンツェンピアノコンクールならのびのびと参加できるかもしれません♪

グレンツェンピアノコンクールは、すべての審査が動画審査のコンクールです。そのため、おうちや教室など、いつもと同じ演奏環境で、リラックスしながら参加することができますよ。

また、演奏に失敗しても、動画なら何度でも撮り直せるため、本番のプレッシャーに弱いお子様や、本番での失敗がトラウマになってしまいそうな繊細なお子様も挑戦しやすいのではないでしょうか?

シャイなお子様や繊細なお子様は、グレンツェンピアノコンクールに参加してみると実力を発揮しやすいかも!

グレンツェンピアノコンクールの詳細はコチラ

 

地方にお住まいなら!ブルグミュラーコンクール

地方に住んでいると、会場へ行くのも一苦労。長距離移動の疲れで、お子さんも実力を思う存分発揮しにくくなるかもしれません。

そんな心配がある場合は、ブルグミュラーコンクールがおすすめです! ブルグミュラーコンクールは、全国各地でファイナルが行われるからです。

多くの大会では、予選は全国各地で行われていても、決戦は東京へ行かなければならないことが非常に多いです。しかしブルグミュラーコンクールは、決戦も全国各地13ヶ所で行われますよ♪ 東京へ行かずともファイナルに挑戦できるのは、とても助かりますね!

ブルグミュラーコンクールの詳細はコチラ

 

もっとピアノを好きになってもらうなら!バスティンピアノコンクール

バスティンピアノコンクールは、審査員から直筆の採点用紙がもらえるという、特色のあるコンクールです♪

バスティンピアノコンクールでは、参加者と審査員のコミュニケーションを大変重要視しています。そのため、採点内容もしっかりと伝えてくれるのです。

自分の演奏に対して、教室の先生や親以外の人から評価してもらえるのは、お子さんにとってきっと貴重な経験になるはず。「これからもっとピアノを好きになってもらいたい!」「新鮮で貴重な経験を与えてあげたい」という場合は、バスティンピアノコンクールがおすすめです。

バスティンピアノコンクールの詳細はコチラ

 

お子様に合ったコンクールを選んで、もっと楽しいピアノライフを♪

ここまで、こども向けピアノコンクールの選び方や、おすすめのピアノコンクールについて解説してきました!

この記事の内容をまとめます♪

  1. お子様の個性や状況に合わせて、コンクールに参加するかどうかを見極めよう!
  2. お子様の個性・希望と合致するような特徴をもつコンクールを選ぼう

ピアノコンクールに参加すると、多くの場合はレッスンのモチベーションが上がったり、毎日のレッスンにメリハリが生まれたりします。

お子さんに合ったコンクールを選んで、ぜひ、ピアノライフをもっと充実したものにしてあげてくださいね♪

大人/子ども問わず、初心者向けのピアノコンクールについて網羅的な情報を知りたい方は、こちらの記事がおすすめです!

タイトルとURLをコピーしました