【ドレミ付き楽譜】ピアノを始めたばかりのお子様へオススメのレッスン本3選

ピアノをスラスラ演奏できる人は、とてもかっこいいですよね。

しかし、ピアノは簡単に習得できるものではなく、スラスラ弾けるようになるためには練習の積み重ねが必要です。

お子様がピアノを習い始めたとき、難しいのが最初の一歩をサポートすること。

ここでは、ピアノを習い始めたばかりのお子様へオススメの、ドレミ付き楽譜が載っているレッスン本をご紹介します。

ドレミ付き楽譜とは?

ドレミ付き楽譜とは、音符の上や下にカタカナで「ドレミファソラシド」のふりがなが書かれている楽譜のことです。

通常の楽譜には、カタカナでドレミは書かれていません。しかし、初心者の方がいきなり音符を読みながら演奏するのは難しいため、ドレミがカタカナで書かれた「ドレミ付き楽譜」が存在します。

指番号付き楽譜とは?

ドレミ付き楽譜のほかに、指番号付き楽譜というものもあります。

指番号付き楽譜とは、親指を「1」、人差し指を「2」、中指を「3」、薬指を「4」、小指を「5」として、どの指で鍵盤を押さえればいいのか番号が振られている楽譜のことです。

ピアノ初心者にとって、指運びは最初にぶつかる関門の1つです。この指運びをスムーズに習得するために、指番号付き楽譜が存在します。

ドレミ&指番号付きの楽譜も!

ドレミと指番号どちらか片方ではなく、ドレミと指番号の両方が記載されている「ドレミ&指番号付き楽譜」もあります。
ドレミ&指番号付き楽譜は、もっとも演奏難易度の低い楽譜だといえるでしょう。ドレミ&指番号付き楽譜を利用することで、ピアノ演奏へのハードルを低くし、お子様の練習モチベーションを高く保つことができます。

ドレミ付き楽譜を使うメリット

ピアノ初心者のお子様がドレミ付き楽譜を使うことには、さまざまなメリットがあります。ここでは、ドレミ付き楽譜のメリットを3つご紹介します。

ハードルが下がる

ドレミ付き楽譜を使うと、ピアノ演奏へのハードルを下げることができます。

ピアノ演奏においては、実は非常に高度な情報処理を行う必要があります。音符を見て瞬時に意味を理解しながら、左右の手をバラバラに動かし、足まで使う必要があるからです。

また、音楽記号や演奏の雰囲気などにまで気を配らなければならないため、ピアノ演奏は初心者の方にとって非常にハードルが高いものとなってしまいます。

そこでドレミ付き楽譜を使うと、「楽譜を読む」というタスクを1つ減らすことができます。その結果、指を動かすことに集中でき、ピアノ演奏へのハードルが下がります。

練習を継続しやすい

ピアノ演奏は非常に高度で、難易度の高い演奏です。そのため、始めたばかりのころは「難しすぎる」、「全然できない」と感じてしまいやすいです。

あまりにも難しいことに挑戦しようとすると、大人でも心が折れてしまいますよね。

そんなときは、ドレミ付き楽譜を使って、演奏自体の難易度を下げてみるといいでしょう。「楽譜を読む」という難しいタスクをこなさなくてよくなると、練習を継続しやすくなります。

モチベーションが高まる

ピアノは、弾けるようになるために少し時間がかかります。始めのうちは地道な練習ばかりで、楽曲の習得もできません。

そのため、モチベーションが低下していってしまうことがしばしばあります。

そんなとき、ドレミ付き楽譜を使うと、少し難易度の高い楽曲も比較的容易に習得することができるため、モチベーションのアップにつながります。

ドレミ付き楽譜を使うデメリット

ドレミ付き楽譜は、ピアノ演奏へのハードルを下げ、モチベーションを高めるために非常に有効なツールです。

しかし、ドレミ付き楽譜の使用にはデメリットもあります。ここでは、ドレミ付き楽譜を使うデメリットを2つご紹介します。

デメリットもしっかりと認識したうえで、ドレミ付き楽譜を使うようにしましょう。

楽譜を読めるようにならない

ドレミ付き楽譜を使い続けていると、いつまで経っても楽譜を読めるようにはなりません

ドレミ付き楽譜を使っている間は、五線譜のうえの音符や音楽記号ではなく、その近くに書いてあるカタカナのドレミを見ながら演奏をし続けてしまいます。

そのため、どれだけ練習しても楽譜が読めるようにはなりません。

ドレミ付き楽譜は、始めのうちだけ使用したり、たまに使用したりするのがオススメです。

ある程度ピアノに慣れてきてからも使い続けたり、すべての練習曲で使ったりすると、楽譜を読む能力を身につけられなくなります。

楽譜と演奏が直結しなくなる

ドレミ付き楽譜を使うと、楽譜と演奏が直結しづらくなります。

ピアノを弾ける人は、楽譜を見て、音符と音、音符と鍵盤位置、音符と指が瞬時に結びつきます。そのため、ピアノを弾ける人は楽譜を読みながら演奏することができるのです。

ドレミ付き楽譜を使っていると、音符ではなくそのそばに書いてあるドレミの文字を読み続けてしまうため、ドレミの文字と演奏は頭の中でつながるようになりますが、音符と演奏がつながることはありません。

また、ドレミ付き楽譜のみを長期間にわたって使い続けると、その後ドレミの書いていない通常の楽譜を使うようになっても、譜読みの能力が身につくのに時間がかかってしまうことがあります。

そのため、ドレミ付き楽譜をずっと使い続けたり、ドレミ付き楽譜のみを使ったりすることは避けたほうがいいでしょう。

ドレミ付き楽譜が盛りだくさん!オススメのレッスン本3選

ドレミ付き楽譜は、初心者のお子様の楽しい練習をサポートできる非常に便利なツールです。

ドレミ付き楽譜を探すには、インターネット上のサイトで探す方法と、書籍で探す方法の2つがあります。

ここでは、ドレミ付き楽譜が掲載されているオススメのレッスン本をご紹介します。気になるものを見つけて、ぜひ購入の参考にしてみてくださいね。

これなら弾ける 超・簡単ピアノ初心者ヒットソング2023年版

これなら弾ける 超・簡単ピアノ初心者ヒットソング2023年版」(¥1,870税込)は、2022~2023年に流行したヒットソングが多数収録されているレッスン本です。

『ONE PIECE~FILM RED~』の『新時代』(ウタ/Ado)、『私は最強』(ウタ/Ado)や、『Habit』(SEKAI NO OWARI)、『Lemon』(米津玄師)など、話題の最新曲が幅広く集められています。

嬉しい簡単アレンジとドレミ&指番号付き楽譜で、初心者でも楽しんで挑戦できます。

「これなら弾ける 超・簡単ピアノ初心者ヒットソング2023年版」は、だれもが知っている流行歌を弾けるようになりたい方にオススメのレッスン本です。

ピアノソロ らくらく弾ける!ディズニー名曲集

ピアノソロ らくらく弾ける!ディズニー名曲集」(¥1,870税込)は、『アナと雪の女王』の『レット・イット・ゴー』『ミッキーマウスマーチ』『イッツ・ア・スモール・ワールド』など、その名のとおりディズニーの名曲が多数掲載されています。

初心者向けに簡単にアレンジしてあるため、ピアノを始めたばかりのお子様にもぴったり。ドレミ&指番号付き楽譜です。

「ピアノソロ らくらく弾ける!ディズニー名曲集」は、ディズニーが好きなお子様にオススメです。

ピアノソロ らくらく弾ける!ジブリ作品集

ピアノソロ らくらく弾ける!ジブリ作品集」(¥1,870税込)は、『千と千尋の神隠し』の『いつも何度でも』『崖の上のポニョ』など、ジブリの名作を彩る数々の有名楽曲が収録されています。

初心者向けの簡単アレンジと、ドレミ&指番号付き楽譜で、お子様も楽しんで練習できるでしょう。

ジブリ作品に目がないお子様なら、「ピアノソロ らくらく弾ける!ジブリ作品集」がぴったりです。

まとめ

ピアノをスラスラ演奏できると、とてもかっこいいですよね。お子様も夢を膨らませてレッスンを始めたはずです。

ピアノレッスンには、ハードルの高さや地道な練習への退屈感など、さまざまな障壁があります。

お子様がそれらの障壁を乗り越えてピアノを上達させていけるよう、この記事を参考にしてぜひサポートしてあげてくださいね。

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