この記事では、アマチュア向けのオススメヴァイオリンコンクールを7つご紹介します。
趣味でヴァイオリンをしていると、気になってくるのがコンクールのこと。「コンクールに参加してみたいけど、アマチュアでも参加できるコンクールってあるの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
アマチュアが参加できるヴァイオリンコンクールには、どんなものがあるのかな?
このような疑問をお持ちの方へ向けて、この記事では、アマチュア向けのオススメヴァイオリンコンクールを7つご紹介します!
コンクールに参加したいと思っているプロ以外の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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アマチュア向けのオススメヴァイオリンコンクール7選!
アマチュアの方が参加できるオススメのヴァイオリンコンクールは、次の7つです。
- 全日本弦楽コンクール
- 大阪国際音楽コンクール
- 日本ヴァイオリンコンクール
- 日本クラシック音楽コンクール
- かながわ音楽コンクール
- 関西弦楽コンクール
- 東京音楽コンクール
ひとつずつご紹介します!
全日本弦楽コンクール
引用:https://str.classicmusic.tokyo/
アマチュアの方が参加できるヴァイオリンコンクールの中で、もっともオススメなのは、「全日本弦楽コンクール」です!
全日本弦楽コンクールの最大の特徴は、一般部門が「一般プロ部門」と通常の「一般部門」に分けられていること。
専門機関で音楽を習っていたり、プロとして活動していたりする方は「一般プロ部門」へ参加します。「一般部門」に参加するのは全員アマチュアの方。そのため、安心して参加することができますよ。
また、一般部門の中でもさらに年齢で分けられているため、同年代の方々と切磋琢磨することができます。「参加してみたら若い人ばっかりだった!」「年配の方しかいなくて浮いちゃった……」といった事態を避けられます!
さらに、全日本弦楽コンクールは、最初から最後まで自由曲で参加できます。好きな曲や得意な曲、今練習している曲で、楽しくのびのびと参加できそう。
それにくわえて、地区大会~ブロック大会で「動画審査」を選べるのも大きな特徴です! 動画審査とは、演奏している様子を動画に撮影し、そのデータをアップロードする形式の参加方法です。動画審査であれば何度でも撮り直し可能ですし、いつもの自宅・いつもの教室でリラックスしながら実力を発揮できます!
・年齢別に部門が分かれているため、浮いちゃう心配ナシ
・自由曲で自分らしく演奏できる!
・動画審査でのびのび参加♪
【部門】一般:U30(30歳以下)、一般:U55(31歳~55歳まで)、一般:O56(56歳以上)
【申込時期】10~1月ごろ
【開催時期】地区大会:10~1月ごろ、ブロック大会:2月ごろ、全国大会:5月ごろ
【開催場所】地区大会・ブロック大会:全国各地、全国大会:東京
【曲】自由曲
大阪国際音楽コンクール
2番目にオススメなのが、「大阪国際音楽コンクール」です。
大阪国際音楽コンクールにも、アマチュアだけが参加する部門があります。その名も「Section Ⅲ・アマチュア部門」。この部門は、音楽の専門機関で教育を受けていたり、音楽で生計を立てていたりするプロの方は参加できません。アマチュアの方向けの部門だと明記してあります。
さらに、「Section Ⅲ・アマチュア部門」の中でも年齢別に分けられているのが特徴的です。大学生以上の方は、いかのいずれかのコースで参加することになります。
- エクセレンスコース:大学生以上、年齢上限なし
- シニアコース:大人になって始めた者(18歳以上、年齢上限なし)
- シルバーコース:満70歳以上、年齢上限なし
- デュオ・アンサンブルコース:年齢制限なし、8人まで
また、大阪国際音楽コンクールは、コンクール名のとおり、ファイナルが大阪で行われる大会です。ファイナルや本選は東京で開催されるコンクールが多いため、関西圏在住の方にとっては、移動の負担が軽減される貴重なコンクールだといえるでしょう!
大阪という名前が冠されていますが、もちろん全国各地から参加可能。地区本選は各地で開催されます!
それにくわえて、予選が「動画審査」で行われるのも大きな特徴です。
・アマチュア部門の中でも細かく分かれている!
・ファイナルが大阪で行われる
・予選は動画審査!
【部門】Section Ⅲ・アマチュア部門
【申込時期】7月ごろ
【開催時期】地区本選:7~8月ごろ、ファイナル:10月ごろ
【開催場所】地区本選:宮城、東京、神奈川、千葉、愛知、富山、大阪、兵庫、福岡、ファイナル:大阪
【曲】自由曲
日本ヴァイオリンコンクール
引用:http://www.art-center.jp/tokyo/violin-con/vn7/index.html
「日本ヴァイオリンコンクール」は、参加資格の欄に「プロやアマチュアの制限、音楽歴、国籍、性別は不問」と明記してあるコンクールです。アマチュアでも参加OKとしっかり書かれているため、安心して参加できますね。
審査会場は東京ですが、なんと神戸の会場からも同時中継で参加できます。地方在住者でも比較的参加しやすいコンクールだといえます。
第1次審査の前に、CDによる予備審査があります。しっかりと準備してコンクールに臨みましょう!
・東京or神戸の会場から参加できる!
【参加資格】クラシック音楽に優れ、原則 15 歳以上の方。プロやアマチュアの制限、音楽歴、国籍、性別は不問。
【申込時期】5月ごろ
【開催時期】予備審査(CD審査):6~7月ごろ、第1次~第2次予選:8月ごろ、本選:9月ごろ
【開催場所】東京、神戸
【曲】課題曲+自由曲
日本クラシック音楽コンクール
「日本クラシック音楽コンクール」の一般の部には、年齢上限がありません。何歳の方でも参加できる懐の広さが魅力です。
また、日本クラシック音楽コンクールは、日本で初めて自由曲制を導入したコンクールとして有名です! 当時の音楽業界では、コンクールは課題曲審査が当たり前でした。全員が別々の曲を弾くと、難易度が異なるため、審査しづらいからです。
しかし、日本クラシック音楽コンクールは、参加者の個性を尊重するために、逆風に逆らって自由曲制を導入しました!
現在でももちろん、最初から最後まで自由曲で参加できます。自分の好きな曲や得意な曲でのびのびと参加したい方には、日本クラシック音楽コンクールがオススメです。
・日本で初めて「自由曲制」を導入した歴史あるコンクール!
・最初から最後まで自由曲でのびのび参加できる♪
【部門】一般の部
【申込時期】6~11月ごろ
【開催時期】7~12月ごろ
【開催場所】全国各地
【曲】自由曲
かながわ音楽コンクール
引用:https://www.kanaloco.jp/kanacon/
「かながわ音楽コンクール」のヴァイオリン部門 一般の部にも、年齢上限がありません。そのため、何歳の方でも参加可能です。
かながわ音楽コンクールは、その名のとおり、予選~本選まですべて神奈川県内で開催されます。神奈川近郊にお住まいの方や神奈川にゆかりのある方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
・予選~本選まですべて神奈川県で開催!
【部門】ヴァイオリン部門 一般の部
【申込時期】1~2月ごろ
【開催時期】予選:4~5月ごろ、本選:5月ごろ
【開催場所】神奈川
【曲】自由曲
関西弦楽コンクール
引用:https://kokusaigakkisha.co.jp
「関西弦楽コンクール」は、参加にあたって、年齢制限が一切ありません。さまざまな年齢・経験・バックボーンの参加者たちと幅広く競い合えるのが魅力的です。
関西弦楽コンクールは、その名のとおり、関西で開催されるコンクールです。関西在住の方にとっては参加しやすいコンクールだといえるでしょう。
また、審査員全員の講評をもらえることも、大きな特徴の1つです! 講評は、後日郵送されます。参加して終わりではなく、後日しっかりとフィードバックをもらえることで、今後のスキル向上につなげていけそうです。
・関西で開催!
・後日、審査員全員から講評をもらえる♪
【部門】年齢制限なし
【申込時期】7月ごろ
【開催時期】8~11月ごろ
【開催場所】大阪
【曲】課題曲+自由曲
東京音楽コンクール
引用:http://www.art-center.jp/tokyo/
「東京音楽コンクール」の一般の部は、15~30歳という年齢制限があります。15~30歳であればだれでも参加することができます。
東京音楽コンクールには、1~3位への表彰だけでなく、「聴衆賞」があるのが特徴的です。聴衆賞は、当日会場にて演奏を聴いていた観客がもっともよかった演奏へ投票し、得票率がもっとも高かった方へ贈られる賞です。
審査員の方だけでなく観客の方からも評価してもらえるのは、なかなか貴重な機会です!
・観客投票で決まる「聴衆賞」がある♪
【部門】ヴァイオリンの部(15~30歳)
【申込時期】4月ごろ
【開催時期】第1次予選:7月ごろ、第2次予選・本選:8月ごろ
【開催場所】東京
【曲】課題曲
コンクールに参加してヴァイオリンをもっと楽しもう
ここまで、アマチュア向けのオススメヴァイオリンコンクールを7つご紹介してきました!
楽器は、子どものころから習わなければいけないイメージがあるかもしれませんが、実際にはまったくそんなことはありません。大人になってから始めても、じゅうぶんに楽しむことができます!
アマチュア向けのコンクールに参加すれば、日々のレッスンにも張り合いが出て、モチベーションがアップします。また、大人になってから、大勢の前で舞台に立つ経験は、なかなかできませんよね。コンクールは、正装で大舞台に立つという貴重な経験を与えてくれる場所でもあるのです。
ぜひ、この記事を参考にして、自分に合ったヴァイオリンコンクールを見つけてみてくださいね!