この記事では、中学生向けのピアノコンクールを探している方へ向けて、中学生にオススメのピアノコンクールを10個ご紹介します。
中学生が参加できるピアノコンクールはたくさんあります。そのため、その中からお子様にピッタリのピアノコンクールを選ぶのは、とても難しいですよね。
中学生向けのピアノコンクールには、どんなものがあるんだろう?
うちの子にピッタリのコンクールを探してあげたいけど、大変……
このようなお悩みをもっている方へ向けて、この記事では、中学生にオススメのピアノコンクールを10個お伝えします!
※最新情報はかならず各コンクールの公式サイトをご確認ください。
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ピアノコンクールの選び方を知りたい方はコチラ↓
ズバリオススメ!シチュエーション別オススメコンクール
「我が子にピッタリのコンクールを見つけたい!」と思っている方へ向けて、まずはシチュエーション別でオススメコンクールをご紹介します。
我が子にピッタリのコンクールをサッと知りたいわ
このような方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
シチュエーション別のオススメコンクールは、次のとおりです。
- 有名な大会→「全日本ピアノコンクール」
- とにかく大規模→「ピティナ・ピアノコンペティション」
- 難易度の高いもの→「全日本学生音楽コンクール」
- コンクール初めての参加→「全国こどもコンクール」
- 自由曲かつ容易→「日本クラシック音楽コンクール」
- 動画審査で参加→「ショパン国際コンクール in ASIA」
- 地方から参加→「ブルグミュラーコンクール」
それぞれのコンクールの詳細については、次項「中学生にオススメのピアノコンクール11選」をご覧ください♪
中学生にオススメのピアノコンクール11選
「中学生にオススメのピアノコンクールを一覧で見たい!」という方へ向けて、中学生にオススメのピアノコンクール10選をご紹介します。
オススメコンクールを網羅的に見て、自分でしっかり吟味したいな
このような方は、ぜひ参考にしてくださいね!
中学生にオススメのピアノコンクールは、次の10個です。
- 全日本ピアノコンクール
- 全日本学生音楽コンクール
- 全国こどもピアノコンクール
- 日本クラシック音楽コンクール
- ピティナ・ピアノコンペティション
- ショパン国際コンクール in ASIA
- カワイこどもピアノコンクール
- ヤマハジュニアピアノコンクール
- ブルグミュラーコンクール
- グレンツェンピアノコンクール
- 日本バッハコンクール
1つずつご紹介していきます!
1.全日本ピアノコンクール
引用:https://classicmusic.tokyo/piano/
「全日本ピアノコンクール」は、全国規模の会場かつ動画審査があるコンクールです!
全日本ピアノコンクールの最大の特徴の1つは、会場審査と動画審査があること。気軽に参加できますし、会場での参加は緊張してしまうという人でも動画ならリラックスして演奏できますよ(全国大会は全員が会場演奏)
動画審査と会場審査のうち、好きなほうを選べるのが嬉しいですね(両方のエントリーも可)
またレベルは、ピアノコンクールの中で参加難易度は中~上くらいです。そのため、幅広い人が気楽に参加しやすいコンクールだといえるでしょう。
審査員全員のプロフィールが掲載されていますが、どの方も素晴らしいレベルの審査員が揃っています。地区大会~全国大会まで、全ての演奏に審査員からの講評がもらえるのも特徴です。
全日本ピアノコンクールは、こんな人にオススメです。
- 動画審査で気軽に参加したい
- 有名なコンクールに参加したい
- コンクールに初めて参加する
- 全国に会場があるコンクールを探している
2.全日本学生音楽コンクール
引用:https://gaccon.mainichi-classic.net/
「全日本学生音楽コンクール」は、毎日新聞社による学生のための音楽コンクールです。大手の新聞社が開催しているため、安心感がありますね♪
全日本学生音楽コンクールは、非常に歴史の長いコンクールです。また、演奏楽曲はコンクール指定の課題曲です。そのため、中学生向けピアノコンクールの中でも、難易度はかなり高いほうだといえます。
しかし、難易度が高いということは、そのぶんやりがいがあるということ! 難易度が高いぶん、参加するとよりいっそう演奏スキルを高めることができるでしょう。
全日本学生音楽コンクールは、こんな人にオススメです。
- ハイレベルなコンクールに参加したい
- ピアノレッスン歴が長く、スキルに自信がある
- コンクール参加をとおして自分を大きく成長させたい
3.全国こどもピアノコンクール
引用:https://classicmusic.tokyo/piano/
「全国こどもピアノコンクール」は、全国規模のコンクールです!
未就学児~中学生までを対象としたコンクール。主催は全日本ピアノコンクールと同じ日本音楽協会。
”誰かと競う事よりも期日まで精いっぱい曲を仕上げるという事に向き合う姿勢や経験を大切に”とあるので、予選通過率は高そうです。発表会よりワンランク上のステージに立ちたい、と考えるお子様にピッタリ!
地区大会、全国大会の2回の審査です。
全国こどもピアノコンクールは、こんな人にオススメです。
- 気軽に参加したい
- コンクールに初めて参加する
- 全国に会場があるコンクールを探している
4.日本クラシック音楽コンクール
「日本クラシック音楽コンクール」の最大の特徴は、すべての審査において自由曲で審査してもらえることです。
ピアノコンクールでは多くの場合、課題曲による審査が行われます。なぜなら、演奏楽曲の難易度を揃えることによって、審査がしやすくなるからです。
しかしそんななか、日本クラシック音楽コンクールは自由曲のみで参加できます! そのため、普段練習している曲や得意な曲、好きな曲で参加できますよ。
自由曲で参加可能かつ、予選の難易度は低めでほぼ全員が通過します。ですから、予選には気軽に参加できるのが魅力的。
ただし、全国規模の大きなコンクールのため、本選での入賞は難易度が高いくなります。そのため、参加ハードルは低いながら、やりがいのあるコンクールだといえるでしょう。
日本クラシック音楽コンクールは、こんな人にオススメです。
- 自由曲で参加したい
- 気軽に参加できつつ、通過しやすいコンクールがよい
- 大きな本番前の練習にしたい
5.ピティナ・ピアノコンペティション
「ピティナ・ピアノコンペティション」は、非常に規模の大きい全国コンクールです。毎年大変多くの参加者がいて、その数はなんと約2万人!
参加者数が多いぶん競争率も高くなりますが、やりがいのあるコンクールだといえるでしょう。
また、ピティナ・ピアノコンペティションは部門の区分がほかのコンクールと比べて細かいことも特徴です。
多くのコンクールは「中学生の部高3」と区切られていますが、ピティナ・ピアノコンペティションは中1~2、中3~高1で区切られていますよ。
そのため、中2と高3は有利になりやすいです。反対に、中1と中3は年上と競い合うことになるため、やや不利になりやすいといえるでしょう。参加を検討する際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ピティナ・ピアノコンペティションは、こんな人にオススメです。
- 大規模なコンクールに参加したい
- 有名なコンクールに参加したい
- とにかくライバルたちと競い合ってみたい
6.ショパン国際コンクール in ASIA
引用:https://www.chopin-asia.com/
「ショパン国際コンクール in ASIA」は、その名のとおり、ショパンの楽曲が課題曲となることの多いコンクールです。そのため、ショパンの曲が好きな人や得意な人にはピッタリのコンクールでしょう。
また、ショパン国際コンクール in ASIAにはもう1つの特徴があります。それは、動画審査を取り入れているということです!
ショパン国際コンクール in ASIAの地区大会では、動画審査と会場審査の2つから、好きなほうを選べます。そのため、気軽に参加することができるでしょう。
そして、全国大会は動画審査のみです。ほかのコンクールでは、全国大会や本選は会場審査であることが多いため、非常に特徴的だといえます。
ショパン国際コンクール in ASIAは、希望すれば予選~本選まですべて動画審査で完了できます。そのため、会場演奏では緊張して力を発揮しづらい人や、地方在住で東京へ移動するのが大変な人も、等しく参加できるコンクールです。
ショパン国際コンクール in ASIAは、こんな人にオススメです。
- ショパンの曲が好き
- 動画審査で参加したい
- 地方在住のため、全国大会で本選まで行くのが大変
7.カワイこどもピアノコンクール
引用:http://competition.kawai.jp/
「カワイこどもピアノコンクール」は、カワイが開催するピアノコンクールです。参加するためには、カワイ音楽教室へ通っている必要があるため、注意してください。
また、中学生の部の参加資格として「カワイピアノグレード11級以上」であることが求められます。こちらもあわせて確認してくださいね!
カワイこどもピアノコンクールは、カワイに通っている人たちの間で競い合うことができます。そのため、よい刺激を受けられますよ♪
また、カワイが主催しているコンクールのため、先生もポイントを押さえてしっかりと指導してくれるでしょう。
カワイこどもピアノコンクールは、こんな人にオススメです。
- カワイに通っている
- カワイに通う人たちと競いたい
- コンクールへ気軽に参加してみたい
8.ヤマハジュニアピアノコンクール
引用:https://jp.yamaha.com/products/contents/pianos/yjpc/index.html
「ヤマハジュニアピアノコンクール」は、ヤマハが開催しているピアノコンクールです。
二次選考へ進む前の一次選考に特徴があるため、注意してください。
ヤマハジュニアピアノコンクールの一次選考では、「ヤマハ特約楽器店からの推薦」または「個人エントリー」の2つの方法から好きなほうを選べます! 個人エントリーの場合は、動画審査を通過する必要がありますよ。
また、ヤマハジュニアピアノコンクールでは、課題曲に加えて自由曲も演奏できます。そのため、課題曲でスキルを発揮するとともに、自由曲でスキルと個性の両方をアピールできます!
ヤマハジュニアピアノコンクールは、こんな人にオススメです。
- ヤマハに通っている
- 動画審査で一次選考を受けたい
- 課題曲と自由曲で実力をアピールしたい
9.ブルグミュラーコンクール
引用:https://www.burgmuller.org/
「ブルグミュラーコンクール」は、その名のとおり、ブルグミュラーの楽曲が課題曲として指定されるコンクールです。
ブルグミュラーといえば、多くの人が日ごろのレッスン曲として慣れ親しんでいますよね。普段から弾き慣れている曲でコンクールに参加できるため、本番でもリラックスしやすいでしょう。
ブルグミュラーコンクールのもう1つの大きな特徴は、ファイナルが各地区で行われることです! ほかのコンクールでは多くの場合、ファイナル(本選、全国大会)は1ヶ所で行われます。また、その会場は東京であることがほとんどです。
そのため、地方在住の人にとっては、本選へ進めても参加が負担になってしまいやすいですよね。
そんななか、ブルグミュラーコンクールではファイナルが各地区で開催されます。移動にかかる時間やお金が少なくて済むため、地方在住の人にとって、少ない負担で本選へ進めるコンクールです。
ブルグミュラーコンクールは、こんな人にオススメです。
- ブルグミュラーの曲が好き、または得意
- レッスンで慣れ親しんだ曲で参加したい
- 地方在住のため、本選で東京へ行くのが大変
10.グレンツェンピアノコンクール
「グレンツェンピアノコンクール」は、「一流に触れる」をモットーの1つとしたコンクールです。一流の会場、一流のピアノ、一流の審査員に触れることで、スキルだけでなく感性も磨くことができます。
また、グレンツェンピアノコンクールの予選はすべて動画審査です。そのため、気軽に参加できるのが嬉しいですね。
本選は、会場審査です。「アクロス福岡シンフォニーホール」(福岡県)と「浜離宮朝日ホール音楽ホール」(東京都)で行われますよ。
審査員からの講評をフィードバックをもらえることで、今後の上達に直結するでしょう。
グレンツェンピアノコンクールは、こんな人にオススメです。
- 浜離宮朝日ホールで演奏したい
- 動画審査で予選に参加してみたい
- 審査員からコメントをもらいたい
11.日本バッハコンクール
引用:https://www.bach-concours.org/
「日本バッハコンクール」は、「音楽の原典を学ぶ」をコンセプトとしたピアノコンクールです。
バッハといえば、「少し堅苦しい」「演奏が難しい」という印象をもつ人も多いかもしれません。しかし、バッハは、言わずと知れた“音楽の父”です。バッハは、現在に至るまでの西洋音楽のいしずえを築いた人ですよね。
そんなバッハの楽曲は、クラシック音楽の神髄ともいえるでしょう。日本バッハコンクールは、バッハの楽曲をよりいっそう広めたいという思いによって創設されました。
日本バッハコンクールに参加し、バッハの楽曲にしっかりと向き合うことで、ピアノ演奏をもっと好きになれるかもしれません!
日本バッハコンクールは、こんな人にオススメです。
- 通過しやすいコンクールに参加したい
- バッハの曲をもっと上手く弾けるようになりたい
まとめ
ここまで、中学生にオススメのピアノコンクール10選をご紹介してきました!
日本には、中学生が参加できるピアノコンクールがたくさんあります。そして、各コンクールはそれぞれ、審査方法や開催時期、会場、特色などが異なります。
そのため、お子様に合ったコンクールを選ぶことが非常に大切です。
ぜひ本記事を参考にして、お子様にピッタリのピアノコンクールを選んでみてくださいね!