ウェディングドレス小物の節約
新婦の衣装、ウェディングドレスやカラードレスには、たくさんの小物が必要です。
普通に、式場の提携店のものをそのまま購入すると、楽な分、本当に高く買うはめになってしまいますが、工夫次第で、素敵な小物を格安で入手できるんですよ。
相場を知ろう!
節約を考える際に、まずは相場や平均金額を調べましょう。
一般的にベール・グローブ・ティアラ・インナーは購入、パニエ・アクセサリー・シューズはレンタルと想定した場合、6万~8万円の金額になります。
なので、購入するものについては自分で調べて準備することが節約にもつながりますね。
ウェディングドレスに必要な小物は?
◆ベール(相場:購入で1.2万程度~)
ドレス全体のイメージを左右する最も大切なアイテムと言われています。
ドレスの形・装飾によって、似合うベールが変わってきます。また、女性の憧れ、マリアベール(レースの装飾が豪華なタイプ)は値段が高い傾向にあるようです。
ドレスのデザイン・色・使用会場とのバランスに気をつけましょう。
挙式の前につけ、開始時点では顔をベールで覆った状態となります。式中にベールを上げ(ベールアップと言います)、式が終わった後、披露宴時には外す方も多いです。
ベールにはピンからキリまでいろいろなお値段のものがありますが、切りっぱなしで縁に何もレースやパイピングがないものは、軽すぎてベールがきちんとおさまらない(重みがないのでかぶった時に広がってふわふわしてしまう)場合もあります。
基本プランについているものは切りっぱなしのものが多い傾向にあるようですが、避けた方が無難かもしれません。
デザインとのバランス:
ドレスのデザインポイントがどこにあるのかに着目し、装着した時にそのポイントとベールの装飾が重ならないように選ぶと失敗しません。
<例>バックスタイルが豪華なタイプ(後ろのウエスト部分に大輪の花等)なら、腰より上の短めタイプか、長いものにするなら装飾が少ないものにするのがベストです。
また、ドレスがゴージャスならベールはシンプルに、逆であればベールを豪華にする等、バランスを取る方がやりすぎ・寂しすぎを防げます。 また、ドレスのデザインと多少、重なっている方が統一感がでます。
ドレスの色とのバランス:
当然ですが、色を揃えることは大切です。ホワイト・オフホワイト・アイボリーのどれに自分のドレスが該当するのか、きちんとお店の方に確認をしてください。(特にオフホワイトとアイボリーは素人目線だと間違えやすいので注意!)
ネット通販で買う場合も、ショップによっては生地見本を購入前に送ってくれる所、コーディネイト相談にのってくれる所などありますので事前によく確認すれば大丈夫です。ウエディングドレス小物は、本当に提携店よりもネットショップの方が圧倒的にお得なので、上手く活用してください。
会場とのバランス:
会場の広さに合わせることをおすすめします。
会場が狭い・テーブル間がきつめなのにロングベールを選んでしまうときれいに広がらず、ベールが生かせませんので短めを。基本的に、ベールはドレスより長いものはNGです。
逆に大聖堂や長い階段がある等、広いロケーションではベリーロングが映えます。
ベールの素材に関しては、気持ち薄めの方がいいです。
付けてる本人には薄いと思っても、離れてる参列者からは白く見えて顔が隠れてしまいます。
また写真やビデオ撮影できれいに表情が撮れない事があるので、試着する場合は一度写真にとってみる、ネットで買う場合はモデルさんの写真を参考に生地の厚みにも着目してチェックするなどしてみると良いかと思います。
◆ティアラ・クラウン等のヘッド小物
ドレスショップ等でのレンタルも可能なアイテムです。
ドレスの値段に含まれているケースも多いようです。
本物の宝石をちりばめたものなど、石の品質によっても値段は大きく異なってきます。
ヘアスタイルにボリュームを出すなら小さ目のものを、逆に髪型をシンプルにするなら豪華なものを選ぶとバランスが取れます。
ひとくちにティアラと言っても、プリンセスがかぶるようなハートモチーフのかわいらしいものから、横に長いカチューシャに近いようなエレガント系のもの、高さが高いゴージャスなものなど色々あります。ドレスとの相性が結構あるので、いろいろなカタログやネットサイトの写真を見て、ご自分のドレスに似たもののコーディネイトを見てみると、欲しいティアラのイメージが沸きます。
ヘッド小物はひとつだけでなく、挙式・披露宴・お色直しなどで変えると、ドレスを変えなくてもイメージ・印象に変化を出すことができる便利アイテムです。
ちなみに私は、ティアラではなく、お花を挿しておりました。あとは、ドレスについていたパールのネックレスを髪飾りに使用しましたよ。
◆パニエ(レンタルで1~1.5万円程度)
ドレスの下に着てボリュームを出したり、ラインを美しく出すためのものです。
ドレスのデザインに合わせたものにする必要があるので、ウェディングドレスとカラードレスを着る場合は2つ必要な場合もあります。(例えば、ウエディングドレスはAライン、カラードレスはプリンセスラインの場合、前者にはノーマルパニエ、後者にはボリュームの大きいパニエを着用するなど)。私は両方、同じものを使用しましたよ。
逆に、マーメイドやエンパイア等、ボリューム演出の必要がないデザインの場合は不要なケースもあります。
プランナーさんや美容師さん、衣装やさんと打ち合わせしてみてくださいね。
◆アクセサリー(レンタルで1.2万円程度)
ネックレスとイヤリングを指すことが一般的です。
基本的に、ドレスデザインに合わせてセットで用意されていることが多いです。
小物ショップに購入しに行く時は、ウェディングドレスと同じ首元・胸元になれる洋服で行くと便利だと思います。(ドレスに合わせた時のイメージを掴みやすくなります)
ビスチェタイプの場合はカーディガン等の下にベアトップタイプの洋服を着て行き、アクセサリーを試して鏡を見る時だけ、カーディガンの前を開けてみると良いかもしれません。
◆グローブ(購入で0.5~1.2万円程度)
素材・長さ(手首までのショート・ひじ下ミディアム・ひじ上ロング等)によって値段が変わります。
指が出るタイプのフィンガーレスグローブも最近人気ですが、 正式な挙式には指が見えないタイプの方が正装感がありますので、ベターです。
また、直接試せるようであれば簡単に着脱できるかどうかも要チェック。ただでさえ新郎が緊張している指輪交換。グローブを脱がせにくいと男性も焦ります。これも基本はドレスと色を合わせることが重要です。。
袖丈が長い程品格が増すイメージにあります。短いとカジュアル感がある雰囲気になります。
ドレスの袖が短い・ビスチェタイプならロンググローブでもOKですが、逆に袖が5分以上の場合はショートの方がバランスがよかったです。
また、海外ウエディングやレストランウエディングなど、比較的カジュアル目の式の場合はショートローブや、レースグローブが会場雰囲気に合います。いろいろ試して、ベストなものを選んでくださいね。
◆インナー(購入で2万円程度)
ドレスの発祥地、欧米ではインナーなしで着る方もいるそうですが、もともと欧米人用のものであるドレスを日本人が美しく着るためには必須アイテムです。直接身につけるものなので、購入が基本です。
白がおすすめとされているケースが多いですが、素材やラインによっては逆に下着が目立つこともあります。ご自分のドレスを試着した際のインナーの色と同じものにされる方が安心です。
◆シューズ(レンタルで0.5万円程度)
ドレス丈の調整にもかかわるものであるため、ドレスが決定してから手配してくださいね。
衣装を選ぶ際に、最適なヒールの高さは何センチなのか確認するのがポイントです。(ショップスタッフの方や、ネットで買う場合もショップに問い合わせてみることをおすすめします。)
また、ウエディングドレス着用時はスカートの前部分を蹴飛ばしつつ歩きますので、できれば一度試着してみて歩きやすいものを選ぶのがベターです。
その後も使えるようなシンプルなものを購入して、式前に自宅で履き慣らしておくのも手です。
色は真っ白でなくても淡い色のものであれば大丈夫。大抵のドレスは「中身(靴)が見えない」のですから。
小物については、ドレスとセットがいいのか、ネットがお得なのか質と料金のバランスをしっかり考えて節約につなげましょうね。