結婚式と言えば、写真やビデオの撮影はつきもの。
最初の見積もりに必ず撮影が含まれています。
結婚式は費用がそれなりにかかるため、料金を抑えられるところはできるだけ抑えておきたいもの。
今回は、結婚式のカメラマンの相場をまとめながら、撮影費用を節約する方法を紹介していきます。
カメラマンの費用を節約すると、結婚式全体の費用をガクンと安くすることが可能です。
ぜひ参考にしてみてください。
結婚式カメラマンは2種類ある!それぞれの相場をチェック
結婚式のカメラマンには、式場カメラマンと持込(外部)カメラマンがあります。
撮影費用の相場は式場カメラマンと持込(外部)カメラマンによって大幅に差が出てくるのが特徴です。
まずはそれぞれの相場をチェックしてみましょう。
カメラマンの費用は地域や式場、業者によってピンキリです。
大まかな相場になりますが、式場カメラマンの相場は15~30万円、持込(外部)カメラマンの相場は5~15万円となっています。
カメラマンの種類 | 大まかな相場 |
---|---|
式場カメラマン | 15~30万円 |
持込(外注)カメラマン | 5~10万円 |
結婚式情報メディア「みんなのウェディング」で行われたアンケートではこのような相場の結果になっています。
★式場カメラマンの相場
5万円未満 | 8.5% |
---|---|
5~10万円未満 | 20.5% |
10~15万円未満 | 20.0% |
15~20万円未満 | 20.9% |
20~25万円未満 | 8.5% |
覚えていない | 8.5% |
★持込(外部)カメラマンの相場
5万円未満 | 13.3% |
---|---|
5~10万円未満 | 36.6% |
10~15万円未満 | 50.1% |
同じカメラマンでもこのように相場には大きな差が出ています。
場合によっては式場カメラマンと持込(外注)カメラマンに倍以上金額に差がでることもあるようです。
なぜここまで大きな差が出るのでしょうか?
詳しく内容を説明していきます。
式場カメラマンの相場が15~30万円と高い理由
特に新郎新婦にこだわりや節約の意志がない場合、基本的には式場カメラマンにお願いすることになります。
新郎新婦から外部カメラマンの持ち込みの意志がない限りは、最初の見積もりで式場カメラマンのスタッフがつく旨を説明されることになるでしょう。
持込(外部)カメラマンに比べて式場カメラマンの相場が高い理由は、仲介マージンによるもの。
結婚式場と言っても式場にカメラマンが常駐しているわけではなく、委託業者との契約であることがほとんどのため、その分仲介マージンが発生し費用が高くなっています。
式場カメラマンに関しては費用は式場によってかなりピンキリです。
10万円以下の式場もあれば、30万円をこえるケースも。
他にも、アルバムのグレードをアップしたり、データをつけたりなどするとその分費用が高くなります。
この費用相場はあくまで写真撮影のみです。
ビデオ撮影やエンドロール制作を依頼する場合、写真撮影と同等かそれ以上の費用がかかります。
持込(外注)カメラマンの相場が5~15万円と安い理由
持込(外部)カメラマンの場合、業者と新郎新婦の直接のやり取りになるため、仲介マージンが発生せず、相場は5~15万円となっています。
持込(外部)カメラマンも業者によって費用はピンキリです。
人気の業者や腕の高いカメラマンであれば、場合によって20万円を超えるケースもあります。
最近では業界的にカメラマンの人数も増えてきて、腕のいいカメラマンでもより安く依頼できるケースが増えてきました。
外部業者のカメラマンの場合、依頼前に写真のクオリティを確認したり、念入りな打ち合わせができたりなど、安いながらにメリットもたくさんあります。
業者の数は計り知れないので、色々な業者を比較し、自分たちに合った業者を見つけたいところですね。
カメラマンは相場より高くなるケースがほとんど?
式場カメラマンの相場は15~30万円、持込(外部)カメラマンの相場は5~15万円だと前述しました。
しかし、これはあくまで相場。
実は、いざ結婚式をするとなったとき、この相場から費用が大幅に増えてしまうことがほとんどです。
人生に一度の結婚式。自分たちの理想や希望に近づけようとすると思いのほか費用は膨れ上がってしまいます。
それぞれ相場より高くついてしまう理由をチェックしてみましょう。
式場カメラマンの相場より高くなってしまう理由
予め注意しておきたいのが、最初に出された見積もりは最低金額で表示されている場合がほとんどということです。
写真撮影と言ってもそれぞれプランがあり、撮影できるショットに決まりがあったり、カット数によって金額が決められていたり、制限がかけられていることがあります。
新郎新婦ふたりの希望を通したいときにオプションを付けなければいけないケースも。
最初の見積もりの基本料金が安くても結局高額になってしまうのはこういった理由からです。
また、アルバムにも各グレードがあり、豪華なアルバムを作成したい場合金額が膨れ上がることもあります。
式場によってはデータだけの受け取りにもお金がかかるパターンもあるようです。
このあたりのプランやルールは式場によってピンキリなので、あらかじめスタッフに確認をとりながら決めていくといいでしょう。
持込(外部)カメラマンの相場より高くなってしまう理由
式場に外部のカメラマンを持ち込む場合、持ち込み料が発生することがあります。
持ち込み料の相場は1~5万円と、式場によってピンキリです。
式場によっては持ち込み料がかからない場所もあるので、式場見学の際にあらかじめ確認しておくといいでしょう。
グレーな方法ではありますが、持込(外注)カメラマンをゲストとして招待するという方法もあり、この場合は持ち込み料が発生しません。
ただし、ゲストとして招くため、お料理や引き出物の費用はかかります。(スタッフと相談して省けるケースもある)
また、業者によっては拘束時間が設定されている場合もあり、時間を過ぎると延長料金が発生する場合も。
持込(外部)カメラマンは基本的に安い相場で依頼ができますが、持ち込み料や延長料金、オプションなどで相場より高くついてしまうケースもあるということを覚えておきましょう。
友達に撮影を依頼するのはあり?なし?
撮影費用を節約するために、カメラマンを手配せず友人に撮影依頼をしようと検討されている方もいるのではないでしょうか?
結論を言うと、友人に撮影依頼をしてプロのカメラマンを手配しないという方法はあまりお勧めできません。
やはり、カメラマンが撮影する写真とゲストの素人が撮影する写真には大きく差が出ます。
また、あくまで友人は結婚式のゲストです。
お料理や余興を楽しんだり、周りのゲストとの会話を楽しんだりしたいのも本音でしょう。
いくらお礼としてお金を出すとはいえ、真剣に撮影をしなければいけないとなるとゲストにもプレッシャーを与えてしまいます。
友人はあくまで結婚式に招待する側だということを忘れてはいけません。
実際に、プロのカメラマンを手配せず友人への撮影依頼のみで結婚式を挙げたという新郎新婦もいますが、ほとんどの方がプロを手配すればよかったと後悔しているようです。
一生に一度の結婚式。せっかくの晴れ舞台ですから、プロのカメラマンを手配することをおすすめします。
関連記事:結婚式の写真撮影を友達に頼むと後悔する?持ち込みカメラマンをオススメする理由
撮影費用を上手に節約する方法
結婚式は思っている以上に費用が高くつくため、省ける部分は省き、上手に節約したいもの。
今回は、撮影費用を上手に節約する方法を紹介していきます。
無駄なカットが出ないように工夫する
スナップ撮影の場合、カット数が決められていることがほとんどです。
この場合、無駄なカットが増えないように工夫をすることでカット数を減らし節約することができます。
ひとつの方法として、撮影指示書を準備すること。
少し手間ではありますが、自分たちが撮影してほしいアングルやショットをまとめた撮影指示書を作ることで、無駄なくカメラマンに撮影してもらうことができます。
データだけ受け取りアルバムは別の業者に依頼する
式場や持込カメラマン業者にはアルバムの用意がありますが、高めの金額で設定されていることがほとんどです。
この場合、データだけを受け取り、アルバムは別の業者に依頼をする方が節約できるケースがあります。
式場や外部カメラマンに依頼をすると数万円が相場になりますが、数千円と格安でアルバムが作成できる業者もたくさんあります。
持込(外部)カメラマンを依頼する
確実に撮影費用を節約したいなら、式場カメラマンよりも持込(外部)カメラマンへの依頼がおすすめです。
そもそも相場が持込(外部)カメラマンの方が安くなっています。
持ち込み料や延長料金、オプションなどかかるケースもありますが、それでも式場カメラマンよりは安くなることがほとんどです。
最近では5万円以内と格安で依頼できる業者も増えてきています。
金銭面だけではなく、持込カメラマンには、
- 腕のいいカメラマンが多い
- 融通が利きやすい
- カット数が多めに設定されている
- 事前打ち合わせができる
など、メリットも豊富です。
関連記事:【結婚式カメラマンの相場】式場VS持ち込み外注どっちがお得?メリットデメリットは?
まとめ
結婚式のカメラマンには2種類があり、それぞれの相場は、式場カメラマンの相場は15~30万円、持込(外部)カメラマンの相場は5~15万円となっています。
相場は式場や業者によって差が出やすいですが、全体的に持込カメラマンの方がお得に依頼ができるでしょう。
節約できる部分は節約をして、上手に満足のいく結婚式を挙げましょう!